top of page
650615.jpg

津軽三味線Wiki

4. 1. 棹と胴


・棹の太さ

津軽三味線は太棹を使用しますが、根元の部分の長さが30mmが標準で、28mmが女性用という位置づけです。

棹が太いとバランス的に胴も大きくなって、音量が大きくなるから太棹を使用します。


・棹の材料

棹は安いものから花梨・紫檀・紅木・という順になっています。

全て輸入材ですので、昔は桜・杉・樫などが使われていたようです。

紅木はインドで取れるものが紅木と言っていましたが、最近は中国なども使うようになった為材料不足で、

花梨でもアフリカ花梨、紅木でもアフリカ紅木というものもあります。アフリカ産よりインド産のものの方が値段も高く質も高いです。



・棹の選び方

基本的には音色で選ぶと重いもの、が密度が高く固く音色が良い。模様で選ぶのであればトチと言われる

縞紋様が出ているものが良いのですが、トチが出ると基本柔らかくなるため、トチが出ていて固いものは

非常に高価になります。


・棹の形




・津軽三味線のビヨーンて音はどうやって出すんですか?

棹の後ろにあるネジを さわり と言います。

このさわりを回して前の木の突起を糸にかすかに触れさせてビヨーンという音を出します。

この洋楽的には雑音 と言われる音をあえて入れるのが日本音楽の特徴です。

How does Shamisen make buzzing sound? The screw you can see on the back of the Shamisen neck is called Sawari, this is the mechanizm that shamisen makes buzzing sound.

The way we add noise on purpose is one of the feature of Japanese Music






・津軽三味線棹花梨とは?

津軽三味線の棹は花梨か紅木が多いですが、

花梨とは「マメ科の木材」を指します。(花梨のど飴の花梨とは違います)

昔はタイ、ラオス、ミャンマー、で採れていたのですが伐採禁止になり、

そこでできたのがアフリカ花梨。

このアフリカ花梨は西アフリカの山岳地帯のみに生息しているそうです。

アフリカ花梨もマメ科ですので 間違いのない花梨です。

他のメーカーではマレーシア花梨やチベット花梨の名前で 花梨という名前を使っているところもあったのですが、

それらはマメ科ないので花梨ではないのです。

What is Karin, which is the material of Tsugaru Shamisen neck ? 

Tsugaru Shamisen's neck is made from Karin or Kouki.

Karin means leguminous plants.

Formerly they are obtained in Thai, Laos, and Myanmar in Asia

But now we can't get them because they were obtained too much.

So they changed into African Karin.

African Karin grows in West African Mountainous area

African Karin is leguminous plants, so it's exactly Karin.

Other manufactures uses the materials called Tibetan Karin and Malaysian Karin,

But they are not leguminous plants.








・津軽三味線、フレットなしでどこを押さえるかどうやって分かるのか?

重要なところにはシールがついています。 初心者の方には番号のついた譜尺シールがついていますので 安心してください。

How can shamisen player know what position should we push?  There is point sticker on important positions. For beginners, we put number sticker called "Fujaku" on it, so no worries.





bottom of page