獅子道ファングッズなら、https://shishido.official.ec/
獅子道ファングッズなら、https://shishido.official.ec/
[公式LINE]からお申し込み
株式会社獅子道 新宿津軽三味線教室・出張演奏は日本文化なびへ
津軽三味線Wiki
4. 6. 調弦
・津軽三味線の調弦
まず一番多い調弦が CGC(二上り)
次に多いのがCFC(本調子)
もう一つがCFB♭(三下り)です。
三味線の本来の調弦である 本調子から 二の糸を一音上げるから二上り、
三の糸を一音下げるから三下りと言います。
また日本語的には 二上がりと 送り仮名に がを入れるのが正しいですが、
「が」を省略して 二上り 三下り と表記するのも通例です。
歌い手さんの音の高さや曲のキーに合わせて
CGC がDAD になったり、 C# G# C#になったりします。
長唄などの古典には 六下り(三の糸を二音下げて)CFA♭というのもありますが、
津軽三味線では使いません。
音の高さは西日本だと本数表示。 C→4本 D→6本になります。
小山会はじめ東日本では 尺寸表示。尺八の音の高さから来ています。
二尺二寸→B♭ 二尺→C 八寸→D 六寸→といったように、一尺、、は省略します。
八寸は はっすん、は、でなく す にアクセントがある独特な言い方になります。
小山会発表会で プログラムの下に1.8などあるのは1尺八寸の意味になります。
津軽三味線では秋田民謡も弾きますが、秋田民謡は本調子が多くなります。
ソーラン節、花笠音頭などは本来 本調子ですが、調弦の手間がなくなる、ということで
津軽三味線の方はよく二上りで弾きます。
本調子の方が二と三の糸の重音が響きがよいので本調子で弾くのが良いと私は思います。
一の糸が Eまでは高音で弾き、それ以上は低い調弦で取ります。最低音がFになります。 FGABCDEの順に高くなっていきます。
・調弦の方法
調弦の方法は
①調子笛で合わせる
②チューナーで合わせる
③ツボを押さえた音と開放弦を合わせる
三種類方法があります。
・調子笛
①調子笛は高音用と低音用があります。低音用は音が合わせにくいので高音用を買いましょう。
おススメ高音用調子笛
③は二上りの場合、一の糸の6を抑えた音と二の糸の開放弦が同じ音。
二の糸の4と、三の糸の開放弦が同じ音になります。
・チューナー
最近はチューナーで合わせるのが一般的ですが、チューナーは平均律。
さわりが一番効くところは、実は純正律と言って、少し高めが一番響きます。
ソロで曲弾きを弾く時などはさわりが一番響くところ、
他の楽器と合わせるときはチューナーで、と使い分けるのが良いでしょう。
おススメクリップ式チューナー
またKORGから三味線用チューナーというものも販売されていますが↓
これは机や大きな譜面台に置いて使う用なので、おススメしません。
・チューニングのピッチ
ほぼ聞かれることはないと思いますが、一度だけ長唄の方に 440hzですか?442hzですか?
と聞かれたことがあります。同じAの音でも2hz(ヘルツ)周波数を変えて設定することがあり、
基本は440(ヨンヨンゼロと読みます)ですがオーケストラやバイオリンでは442(ヨンヨンニ)
に設定することがありますので、調子笛も440ですし、CDのオケなども440で作ることが多いようですから、
440にしておけばよいでしょう。
・チューナーのつける位置
天神につける場合と、胴の胴掛け紐につける場合があります。天神の方が多数派ですが、
天神につけると音を止めてしまう効果もあるので、胴につける方もおられるようです。
藤井黎元氏は胴派です。反応が悪い時は接触が悪いことがあるので場所をつけなおしてみましょう。
・糸伸ばし
新しい糸を張り替えた時や、糸が緩んでしまった時は音を安定させるために糸伸ばしをします。
藤井黎元氏によると従来の指での糸伸ばしは均等に伸ばせないので、例えばCなら Dくらいに
調弦してしばらく置いておくそうです。
・調子三年
調子三年と昔は言って、調弦をマスターするのに三年かかったという言葉もありますが、
これはチューナーの無い時代、絹糸で音もずれやすかった時代の話。今はチューナーもありますから、
1年くらいでできるのでは、、と言っても、三味線の技法の中でも一番難しい部類に入ると言ってよいと
思います。師範クラスになっても調弦ができない人はできないので、大規模な発表会では、調弦係を設ける場合も
あります。
・曲弾きの音の高さ
竹山流の島村舟山に師事していた頃、「練習は4本(C)本番は5本(C#)でやるけんね」
と言われたことがあります。小山の発表会でも三味線独奏では 一尺九寸(C#)が多く、
たまに二尺(C)で弾く、という感じです。それ以上になるとテンションが高すぎて高音部分が
耳障りになるからです。木乃下伸市先生は曲弾きはDでやることが多いので大会では審査員好み
ということで、Dでやるのが良いでしょう。
・古今東西 音の名前! The variation of the name of notes
ドレミファソラシドのド、実はこれ、イタリア語。
Do Re Mi Fa So La Si Do's Do is Italy.
英語名ではC,
We say C(See) in English
ドイツ語ではC(ツェー)
We say C(Cheh)
日本語では ハ
Ha in Japanese
箏(琴)では盤渉(ばんしき)
We say Banshiki in Koto
民謡では東日本では二尺(にしゃく)
In Minyo We say Ni(Two)Shaku(Japanese feet)
東日本では4本といいます。
We say Yon hon (4hon).